2016年の読書 統計 2016年に読んだ本は108作品、112冊でした。 海外作品は3冊。相変わらず低調です。 再読は6冊。 「極楽カンパニー」原 宏一、「ひなた」吉田 修一、「水神」帚木 蓬生、「格闘する者に○」三浦 しをん、「花が咲く頃いた君と」豊島 ミホ、「オテル モル」栗田 有起。 後ろの4冊は確信犯なのですが、問題は最初の2冊。 再読と気付かずに購入してしまいました。でも、今年はまだ少なかった方かな。 分類 作品数 % 新規 102 94.4% 再読 6 5.6% ジャンル別に見ると、まああまり例年とは変わらず。 どうも分類の定義がいい加減で、あまり意味はないのですが。。。。 分野 作品数 一般 75 歴史・時代 17 ファンタジー 6 ノンフィクション 5 その他 5 作品数 作家 4 沢木 耕太郎原田 マハ村田 喜代子熊谷 達也重松 清 3 青山 文平葉室 麟宮木 あや子西 加奈子西條 奈加森沢 明夫小路 幸也 作家別の作品数は右の表のようになります。 沢木さんは少々意外です。好きな作家さんではありますが、これまではせいぜい年間2冊。今年は単行本の出版数が多かったのでしょうね。(私はほぼ文庫しか読まないので) 「ゆうじょこう」の村田さん、「かけおちる」の青山さん、「官能と少女」の宮木さんは2016年に初めて出会った作家さんです。 いずれも最初に読んだ作品でインパクトを受け、次々に手を出しました。 特に青山さんは今後も期待します。 一方で、これまで新刊は全て手を出していた重松さん、小路さん、葉室さんは少々躊躇するようになりました。 2016年のBest10 印象に残った作品を選んでみました。読了順に並べています。また再読は省きます。 作品 著者 コメント かけおちる 青山 文平 私の好きな「武家の清冽な生き様」を感じさせる時代小説。 ゆうじょこう 村田 喜代子 イチが毎日通う女紅所(廓の中の学校)で書き残して行く、仮名ばかり、訛りだらけの日記が秀逸です。 月の上の観覧車 荻原 浩 老人を主人公にする短編集。来し方を振り返り、そこに在る喪失を嘆きながらも、どこかわずかに明かりの差すエンディング。 官能と少女 宮木 あや子 少女もしくは発育不良の女性達の物語。その底には虐げられ挫折した人々の切ない愛が流れているようです。 ロボット・イン・ザ・ガーデン デボラ・インストール ダメ親父と子供ロボット・タングの何ということは無いロードムービーなのですが、何ともタングが可愛らしくて。 昨夜のカレー、明日のパン 木皿 泉 捉え所の無いフワフワしたギフ(義父)とどこか頑ななテツコの、手入れの行き届いた日本家屋の中で作り上げた静かな生活。 恋歌 朝井 まかて 水戸・天狗党の志士に出会い、一途な思いを実らせ嫁いだ明治の歌人・中島歌子。骨太な見事な歴史小説でした 流星ひとつ 沢木 耕太郎 藤圭子の引退寸前のインタビューを会話文だけで描いた作品。純粋でバイタリティのある人として見事に切り出してみせます。 お父さんと伊藤さん 中澤 日菜子 バラバラになった家族の再生の物語。登場人物達の造形はステレオタイプだが、見事に噛み合って面白い話になっています。 櫛挽道守 木内 昇 ただひたすらに櫛を作る無口な父親。その父を神のように崇め、女ながらも櫛職人を目指す姉。持ち重りのする良い小説。 歴史、時代物が4作品。 村田さんは歴史ものの作家さんでは無いのですが、青山さん、朝井さん、木内さんは良いですね。 「良いな」と思った人が流行作家になり、なんだか思い付きのような作品を多発してしまうことが最近は多く。 是非お三方には多作で無くて良いので、じっくりと良い作品を書き続けて頂きたいものです。 ここ数年の比較 作品数/冊数 変化が無いです。 会社生活で、主な読書時間が通勤電車の中という現状では変わりようがないのかもしれませんが。 さて2017年は4月に大きな転機が訪れます。何が起こりますかね。 作家別 下の表は2001年以降の読書記録を作家さん別にカウントしたものです。再読本は最新日付の1回だけでカウントしています。 もう十数年も統計を取っていると、母数が大きくなりすぎて大きな変動は出て来ようがないですが。 著者 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 総計 累計順位 前年からの変動 重松 清 3 7 3 4 4 4 4 3 4 8 5 4 3 2 4 62 1 小路 幸也 3 4 10 6 8 5 5 3 44 2 ↑ 浅田 次郎 2 9 9 6 1 2 4 2 4 1 1 1 1 43 3 ↓ 荻原 浩 8 2 1 3 2 4 2 2 1 2 2 29 4 帚木 蓬生 6 4 3 3 1 1 1 1 2 2 1 25 5 原田 マハ 12 4 3 4 23 6 ↑ 川上 弘美 1 6 3 2 2 1 3 1 1 1 1 22 7 ↓ 葉室 麟 1 2 2 3 4 4 1 3 20 8 ↑ 熊谷 達也 3 3 2 3 2 1 2 4 20 8 ↑ 宮城谷 昌光 6 7 3 2 1 1 20 8 ↓ 佐藤 雅美 1 3 5 7 2 1 1 20 8 ↓ 山本 幸久 2 3 4 3 4 2 2 20 8 ↑ 北方 謙三 6 7 1 3 2 19 13 ↓ 乙川 優三郎 1 2 2 2 1 1 3 1 1 2 1 1 18 14 ↑ 中島 京子 1 1 5 2 3 3 2 1 18 14 ↑ 山本 一力 1 1 5 1 3 4 1 2 18 14 ↓ 宇江佐 真理 2 3 3 1 2 1 2 2 1 1 18 14 ↓ 三浦 しをん 2 2 1 4 2 4 2 1 18 14 ↓ 吉田 修一 1 4 1 1 3 2 1 1 2 1 17 19 ↓ 有川 浩 1 1 2 1 1 3 3 4 1 17 19 ↑ 角田 光代 3 1 2 4 2 1 1 1 1 1 17 19 ↑ 山本 周五郎 2 6 4 5 17 19 ↓ 高田 郁 2 3 2 1 2 2 3 2 17 19 ↑ 藤沢 周平 6 2 3 1 3 1 16 24 ↓ 南木 佳士 3 3 1 2 1 1 1 1 2 1 16 24 伊坂 幸太郎 5 2 2 2 3 1 1 16 24 原 宏一 2 3 3 3 1 2 2 16 24 森 絵都 1 1 4 1 1 1 3 2 1 15 28 朱川 湊人 3 1 1 5 2 2 1 15 28 司馬 遼太郎 3 3 1 1 1 1 1 1 1 1 14 30 ↓ 沢木 耕太郎 2 2 1 1 1 1 2 4 14 30 ↑ あさの あつこ 2 1 2 1 1 2 1 1 2 13 32 ↓ 吉田 篤弘 1 1 2 2 1 3 2 1 13 32 ↑ 絲山 秋子 4 2 2 1 1 2 1 13 32 ↓ 豊島 ミホ 1 2 4 2 1 2 1 13 32 ↓ 森沢 明夫 7 3 3 13 32 ↑ 中村 航 3 2 1 1 1 2 2 1 13 32 ↓ 三崎 亜記 1 1 1 1 1 1 5 2 13 32 ↑ C・S・フォレスター 1 11 12 39 ↓ 大崎 善生 6 3 1 1 1 12 39 ↓ 瀬尾 まいこ 2 5 1 2 1 1 12 39 ↑ 桂 望実 1 1 2 1 1 2 3 1 12 39 ↑ 池永 陽 4 2 1 1 1 2 1 12 39 ↓ 佐藤 正午 5 2 1 1 1 2 12 39 ↓ 森見 登美彦 1 2 2 1 4 1 1 12 39 ↑