日曜大工が趣味だった父親の道具を引き継いで。。。
何かを作る為の工夫を考えたり、実際に手を動かしていると
機嫌が良いのです。退職後、ますます加速中。

家の壁

2002/03-06

3/30
左が補修前。手前から濃い色の木目の鉄板。続いて薄い色の木目鉄板。最後は板壁だが古く変色している。
黒っぽく見えるところはカビのよう。
上部は元々土壁の上にグレーのセメントみたいなものが塗ってあったが随分剥げている。

ドリルの頭につけるワイヤーブラシを購入し、ひたすら磨く。
劣化した木の粉・カビのようなものが飛び散る。磨いた後は木目が綺麗に出てくる。
鉄板をはずし、購入した杉板を打ち付ける。
板が35枚*8本で300本の釘打ち。手に豆が出来た。
最後に塗装。焼杉調と書いてある防腐剤。古い木と新しい木で色が違うので、古い木には2回、新しい木には1回塗り。
この先、倉庫を置くつもりなので、手前のクーラー配管もL字だったのを逆Lにする。
    

5/31
近所の人の好意で、上の右側の写真のように立派な足場が組みあがる。もう、やるっきゃない。
6/1
古い上塗りを全て落とす(簡単に剥げる)。
木部と屋根裏部分に防腐剤(¥5000)を塗る。
6/2
土壁も手で触るとすぐにボロボロ剥げる状態なので、買ってきた補強材(水溶性の接着剤¥350)を薄め、植木用の霧吹きで吹きかける。この面積で約5リットル。十分、中まで染込ます。
乾いたらしっかりした壁になりました。
それにしても、中の竹組みが見えるくらいひどくなってる所もある(写真)

6/9 下塗り。
一度に塗りたいが、余りに厚さが厚くなりすぎるために、大きな欠落部分を”ドライB(商品名)”で一旦平らにする。

6/15 下塗り
面が荒れている中央部(中段2つ・下段4つ)をドライBで塗る。面はうねるし、こて後もひどいが、下塗りと言う事で良しとする。

6/16 
下塗りをしない(比較的面の荒れてない)三角部をテスト的に上塗りした。少々こて跡は残るが、下から見たら気にならない。
さあ来週は仕上げです。

6/22
上塗り。材料は”マーブル(商品名)”。
もとの土壁の方はそこそこ出来るが、下塗りしたほうは・・。
すぐに水を吸って硬くなり、コテ跡だらけに。
後で聞いたら、下塗りに水を打つんだと。また、上塗り材に洗剤のような物を入れると伸びもよくなり、水引も遅くなるとの事。。。。後の祭りです。
6/23
いっぱい回りに付いたり、飛び散ったりしてるのを掃除。ヘラで掻き落す。硬いナイロン刷毛で削り落とす。ひどい所はワイヤーブラシで・・・。最後に木部を水をかけながら、たわしで擦りました。

完成
苦労しました。とてもじゃないけど、左官さんにはなれそうもありません。面全体はうねってるし、コテ跡は一杯あるし。
私の仕事を見た左官さんが”XXX仕上げじゃのう”と笑います(最近、コテ跡を生かしたスペイン風の仕上げがありますよね)。でもいいんです。道路から見る分には、コテ跡も判らずちゃんとした白壁なんですから(ということにしておこう)。
総工費;約25000円(上部;下塗り¥1200・上塗り¥1600×2袋・接着剤¥350円・塗料¥5000、