日曜大工が趣味だった父親の道具を引き継いで。。。
何かを作る為の工夫を考えたり、実際に手を動かしていると
機嫌が良いのです。退職後、ますます加速中。

プラモデル YAMAHA-YZ250

2006/08

2006年夏休み。本当に久しぶりにプラモデルを作りました。
田宮の1/6バイクシリーズ YAMAHA-YZ250です。

昔、同シリーズのKawasaki-KATANAを作ってことがあります。結構長い間、自室に飾っていましたが、親戚の子供が来るたびに少しずつ壊れ、最後には本当に欲しそうな顔をした子がいたので、上げてしまいました。
それにしても20年近く前の話。でも、家内も覚えていて「あれ、格好良かったよね」などと言います。別にバイクが趣味と言う訳でもないのですが、ミリタリーは苦手、車は色々差しさわりがあり、となるとバイクくらいしか残らないのです。

買ったのは広島市内の専門店です。本当にマニアックな店で、客はほとんど中年男性。箱が縛ってなくて自由に中をあけて見る事が出来ます。パーツを調べたり、説明書を読んで必要なペイント等を知るためでしょう。年配のご主人が趣味でやってるような、そしてご主人が体調でも崩したらそのまま閉まってしまいそうな店です。

初日は道具の準備。
家にある道具を集め、不足分を100円ショップで購入。今回買ったのは小筆と爪切りセット。爪切りはパーツを切り離した部分の処理と、同時に付いていた爪磨きはヤスリ代わりに使います。小さくてなかなか使いやすかったですよ。
更にペイントを購入。最初は塗装はしないつもりだったのですが、説明書を見ているうちにムラムラと。。。結局、ボルト部分や小パーツだけは塗ることにして、フラットブラックとシルバーメタリックを買うことに。しかし、ペイントが置いてある店が無くてウロウロと。結局、市内の店より小規模だけど、結構良いモデルや材料を一式置いてある小さなおもちゃやさんを近所で発見。良かった。

作るのが楽しみなので、夏休み一杯使って完成させるようにペースを考えながらユックリ組み立てていきます。

結構根気の要る作業です。特にボルトは直径が3mmほどしかなく塗装が面倒です。恥ずかしい話ですが、100円ショップで老眼鏡(めがねの上にかける奴)を買って来て、虫眼鏡代わりに使いながら塗装しました。

ボルト部の塗装(銀色の部分)。これはまだ大きな方です→
エンジンのフィン先端も塗装してます→

予定通り、連休最終日に完成しました。

見よ!!この雄姿。

庭の苔の上で撮影してみました。本物っぽく見えない?

ディスプレイモデルですから、さほど動くところは無いのですが


ところで。。。。。
プラモデルなら田宮。そう思って来たのですが、ちょっとガックリ来たことが有りました。
基本設計は素晴らしい。私もプラスチック部品の設計をしていた人間なので、本物に近づこうとするこだわりと、プラスチックの成型性を見事にバランスさせた設計/部品の構成であることがよく判ります。また、基本的な成型技術も素晴らしく、曲面の合わせ面でさえピタッと合わせる技術は見事です。
しかし、このモデルも作られて数10年経っているようです。随分作ったのでしょう、金型にヘタリが発生し、所々にバリという成型不良が発生していました。バリは融解したプラスチックを高圧で型内に射出した時、型の合わせ部からプラスチックが漏れた状態で固まる現象です。でも、まだそれも許せます。バリは削ればすみますから。
困ったのはメッキ不良です。酷いところは直径5mm位の範囲でメッキが付いていないのです。これは困ります。シルバーメタリックで塗装するしかないのですが、小さな点ならともかく、大きくなるとメッキと塗装の光沢差がはっきり見えてしまいます。
メッキ不良は製品検査過程で見つけられるはずであり、防げるはずなのですが。。。。。
田宮も落ちてきたのかなぁ。