日曜大工が趣味だった父親の道具を引き継いで。。。
何かを作る為の工夫を考えたり、実際に手を動かしていると
機嫌が良いのです。退職後、ますます加速中。

ランプシェード

2020/03

提灯風の和紙貼りの廊下のランプシェードが、すっかり日焼けした上に破れてしまいました。
家内が布貼りでトライしたものの上手く行かず、私の出番です(笑)。

最近良く見かける紐をグルグル巻きにしたようなランプシェード。我が家の玄関にもあるのですが、どう見ても簡単に出来そう。
幸い弁才船模型の帆綱に使った麻ひもが大量に残っています。また、5年ほど前に今は借家にしている家の床の張替えの時に買った袋入りの木工用ボンドが、上半分固まったけど底の方は使えそうです。
と言う訳で、買ったのは型にするボールだけ。散歩がてら百均に行って、見つけたのは空気の入ったピンクのボール。オッサンが持ち歩くのは少々目立ち過ぎましたが。。。。

  1. 手元にあった柔らかい発泡シート(※1)で、直径が13㎝と12㎝長さ2㎝ほどの短い筒を作ります
      13㎝は上側の穴~ランプの台座(φ14㎝)より若干小さめ
      12㎝はランプ交換用の下側の穴になります
  2. ボールの空気注ぎ用の穴を中心に一つの筒を、その真反対にもう一つの筒を貼り付けます
    紐が入り込まない様に養生テープでべたべた全周を貼り付けます
  3. バケツに適量の木工用ボンドを入れ、適量(※2)の水で希釈します
  4. 適切な長さ(私は50巻分)にカットした麻ひもを接着剤に漬けて充分染み込ませます(※3)
  5. 上下の筒の内に入らないよう、ひたすら巻き付けます。接着剤が飛び散るので屋外作業です
    最初の1-2周は滑って困りますが、その後は問題なく巻けます
  6. 受け皿に載せて乾燥します。完全乾燥すると一気に強度が上がります
  7. ボールの空気を抜いて取り出します
    球技用のボールと同じヘソが付いていたので、空気注ぎ用のノズルで抜けました
  8. 外周近くの4カ所に小さな穴を明けた元のランプの台座を入れて、結束バンドで固定します
[工程2]筒の取り付けと麻ひも
[工程5]麻ひもを巻き終えたところ
[工程7]筒のお陰で綺麗な丸い穴になりました
[工程8]結束バンドで台座を取り付け
[完成]元の廊下に付けた状態

後で気づいたのですが、下側の穴は無くても良かったですね。どう考えてもLEDよりシェードの寿命の方が短かそうですし、いざとなったら結束バンドを切ってランプ交換も出来ますし。

※1;たまたま手元にあったので発泡シートで作りましたが、何かの蓋や厚紙製でも問題有りません。
※2;私は接着剤と水を等量にしたのですが、水分が多すぎて乾燥まで時間がかかりました。粘度を下げて染み込ませるのが目的なので、接着剤:水は3:1とか2:1レベルで良さそうです。
※3;接着剤を染み込ませた紐を巻くのではなく、紐を巻いた後で接着剤を刷毛で塗る作業を何度か繰り返す方法もありました。その方が上手く行くかもしれません。

まあまあの出来です。ちょっと巻き数が足らなかったかな。
巻足しても良いのですが、そこまでするほどでもないかと。。。。


【データ】
製作時間;乾燥に2日かかり、トータル3日。実働時間は3Hr位かな
材料費; 型にした百均のボールのみ。110円。
     もし全部材料を買い集めたとしても500円ほどで出来そうですね。