Todoの独り言です。
最近はブログに書き込むことの方が多いのですが。。。。、

ミステリーは読まない

2002/6/09

私はミステリーを読まない。
多くの書評系のホームページを見て、何か違和感を感じるのは、私のこの「暗黙の方針」に理由があるのだと気が付いた。「私はミステリーを読まない」強い理由もないのだが、既に20年以上もその方針をとってきた。
昔からそうだった訳ではない。むしろ中学・高校時代はミステリーに耽溺していたといっても良い。ドイル・ルブランに始まり、クイーン・チェスタトン・シューヴァル&ヴァールー・ガードナー・横溝正史・江戸川乱歩・・・・。夏休みは1日3冊などという濫読だった。
ところがある日突然、つまらなくなった。きっかけはXX氏の本。得意の時刻表トリックが途中で簡単に解けて、そうなると「下らない」と言うしか無い内容だった。XX氏の所為だけでは無いのだろう。多分その頃にはミステリー全体に飽きがきていたのだと思う。
以後、一部の例外(海外のエスピオナージュ・アクションが主体のもの・法廷もの・ユーモアものなど)を除いては、ミステリーと言うだけで手に取らないという事を続けて来た。ミステリーに分類される本は非常に多く出版されている。おそらく一番の大きなジャンルで、全体の半分近くを占めるのかもしれない。それでも困らない。読むべき本は多量にあった。
これからもこの方針を大きく変えることは無いと思う。ただ、ミステリー作家と言うだけで手に取らないと言う頑なさについては少し反省しなければ。Netの中で知った北村薫や帚木蓬生など、いわゆるミステリー作家に分類される人の中にも自分の好きになれる人も居る事がわかったので。