Todoの独り言です。
最近はブログに書き込むことの方が多いのですが。。。。、

行く先不明の旅~終わりに

2003/07/28

しっかり計画を立てていく旅行。それは効率の良い物です。そして下に書いてきたような無計画旅行にも捨てがたい楽しみがあります。
旅行は日常からの逸脱を目的にする物と思います。そして無計画な旅行には、その逸脱を大きくさせる要素が多いのです。もちろん(私は経験していませんが)大外れということも有るとおもいます。しかし、無計画のため期待もしてなかったところで面白いものと出会い、新鮮な驚きを感じたり、現地で色々調べ、ガイドブックにも載ってないような、でも自分の好みに合った場所を見つけるなどと言うことがチョクチョク有るのです。そして、そのことが旅の印象を強める事が多いように思います。これが計画的な旅行なら、そこにどんな物があるかが判っており、それなりに期待して行くので、かえって期待外れという事になったりします。
ところが家族連れということになれば、あるいは自分自身が「いざとなりゃ、駅のホームで一泊よ!」とも言えない年になると、やはり有る程度計画的な旅行にならざるを得ません。寂しいことですけど。確かに今の私は結構細かい旅行計画を立てます。時刻表やら滞在時間やら。インターネットで居ながらにして現地の細かい情報が判るようになったのも理由の一つです。でも効率の良さだけを考えているわけでは有りません。例えば、観光地を最も効率よく回る方法である観光バスを計画に入れた事はないのです。
計画に無くても、現地で面白そうな物が見つかれば行ってみる。気が向けば他の場所を飛ばしても、時間の許される時間の限りそこに居る。面白くなければ、さっさと退散し、次に進む。たとえ無計画旅行は出来なくても、そんな旅行を続けているつもりです。「計画は立てる。でも計画に縛られない。」私の世代ではそんな旅行が良いのではないのでしょうか。