Todoの独り言です。
最近はブログに書き込むことの方が多いのですが。。。。、

良い本を紹介ください!

2005/04/03

今年も4半期が終わってしまいました。現在までの読了数35タイトル。このまま行けば140タイトルになりますので、例年よりも早いピッチです。多分どこかでペースダウンするのでしょうけれど。。。。

ここ4冊ほど、恋愛小説めいたものを読み続けてきました。また、角田光代、南木圭士、三木卓、白石一文、梨木香歩、押川國秋、佐藤正午とこれまで手を出してない作家さんの作品に手をつけているのが今年の特徴です。

実は読みたいという本が無くて困っている。
ミステリーほどじゃないけど、これまであまり手を出さなかった恋愛小説に手を出しているのも、新しい作家さんに手を出しているのも、これ!という作品が無いからだといえる。今は第何次かの探索の時期なのかも知れない。

三十台までは過去の遺産が有った。先人が書いた多くの作品。山本周五郎・司馬遼太郎・芥川・井上靖・・・・。そして、活躍する年上の作家達。開高健、阿部公房、北杜夫、藤沢周平・・・・。片っ端からはまり込み、しかもそれらは既に膨大な作品群として用意してあった。読む本には困らなかった。見かければ手にすれば良かった。しかしこれらの作家さん達の本はさすがに読み尽くした。そして、その多くは既に過去の人になっており、新刊は望めない。

そんな訳でこのHPを始めた頃にも、一度、探索の時代が始まっていたように思う。その時皆さんに教えて頂いたり、見つけたりした作家さんが、帚木、重松、浅田、宮城谷さんなど。しかし、これらの本もおおよそ(文庫化されたものは)読み尽くした感があり、またいずれも多作な作家さんではないので、なかなか新刊も出てこない。結果として、見つけたら買うという作家さんの本には滅多に出会えなくなってしまった。

一方でBxxx Oxxなるものが出来、低価格で古本が入手可能になった。その結果、これまで手を出し難かった未知の作家さんの本にも手を出しやすくなったのは喜ばしい。しかし、なかなか当たらない。良い本というのは、良い本であるために、こういった古本屋には出にくいのではないかと思う。

また海外作家は、ミステリーか映画化されない限り翻訳されないのではないかと思える位である。ミステリーには手を出さない。映画で見たものを読もうと思わない。そんな私には読む本がなくなりつつある。結果として、ここ何年も海外作品の比率は低く、しかも新刊は極めて少なく、再読が多い。
好きな海外作家は何人もおり、しかも未だに現役で書いているはずなのだが、翻訳されていない。そんな事態が起きてるように思える。残念です。

誰か良い本を紹介ください!!