Todoの独り言です。
最近はブログに書き込むことの方が多いのですが。。。。、

ふらり尾道

2006/04/09

家内と二人、尾道に行ってきました。
いつも会社に行くのと同じ電車で最寄り駅を出て、広島駅でこだまに乗り換え、更に三原で山陽本線に乗り換えて、8:30頃には尾道着。早速、千光寺公園に向けて登り始めます。取ったのは尾道城を通るコース。強烈な傾斜に息も絶え絶えです。
やっとたどり着いた展望台で一休み。映画「男たちの大和」に使ったセットが、狭い水道の向こうに見えます。天気は悪くないのですが、黄砂現象のせいで、かなりかすんで見えます。


千光寺公園は「さくら名所100選」に選ばれるだけ有って、満開の桜が見事です。特に高みから見下ろすと、少し離れた谷間などにも咲いていて桜の本数は凄いですね。ただ、若い木が多いので、むかし姫路城で見た古木の重さのようなものは感じません。
それと、残念ながら花見客のマナーの悪さ。ところかまわず大きく広げられた青いビニールシート。朝っぱらから大音響のカラオケ。中古のガソリン発電機の音。。。。
比較的静かな木陰に二人で座って、買ってきたおにぎりを食べます。これで何となくお花見気分になれます。ところで、私たちが座った斜面の下の広場では、何故かセーラー服の中学生の団体がお花見です。何でしょうね(笑)。
見ていると、どんどんお花見の家族連れが登ってきます。本当にひっきりなし。で、そうそうと退散することにしました。その前に、美術館横の小さなコーヒーショップで一杯。窓から見下ろす景色もコーヒーも満足。


コーヒーショップの横から山の中腹の千光寺へ。何故か家内が乗ってしまい、四国石鎚山を模した鎖場(と言っても小さなものですが)を登り、更に「文学の小道」を通って、再び千光寺公園に。ここから、今度はロープウエイで麓に降ります。ロープウエイから見下ろせば、尾道が如何にお寺の多い町かよく判ります。
ちょうど11時。麓にある有名な尾道ラーメンの店「朱華園」の開店時間と言うことで、行って見ましたが既に長蛇の列。あっさり諦めます。ラーメンは嫌いじゃないけど並んでまで食べようとは思わない。並んでる人も、多分ラーメンより流行に後れることが怖いだけなのでしょう。

そのまま「尾道通り」という商店街を東に。この商店街がなかなか面白い。家内は「おばあちゃんの座っているタバコ屋さんを三軒見つけた」なんていっていましたが、昭和の感じがする店並なんですよね。
そういえば、尾道では大型店を見かけないですね。余りに狭い坂道が多いので、車を持ってる人が少ないのではないでしょうか。


白樺美術館(たいしたこと無かった)を経て、古寺めぐりの終点「浄土寺」へ。重文の金堂、国宝の多宝塔など見物して、ここから尾道駅方面に向かい古寺めぐりです。
石畳で凄く綺麗に整備された細い坂道を登ったり降りたり。数100メートルおきに次々に古いお寺が現れます。大きいの小さいの。小さいお寺もなかなかシックで素敵です。
(西郷寺だったかな->)


そして西国寺。
石段を登るにつれ、大草鞋を両袖に下げた山門の中からのぞく桜。圧巻です。観光客は少ないとは言いませんが、境内は落ち着いた雰囲気もあり、樹齢の古さも申し分ない感じです。
階段を上り、金堂、本堂を見て、更に山の中腹の三重の塔(重厚でなかなか良い)を見物し、再び山門に下る階段。見下ろす桜も見事です。
 


それにしても、この古寺めぐりの道。大抵は巾1mほどで、民家の間をすり抜けるように続きます。この道自身、なかなか風情があって良いのですが、平坦なところはほとんど無く、大抵は登ってるか下ってるか。坂の街、尾道を実感させてくれます。
やがて道は先ほど降りたロープウエイの麓駅。長蛇の列を横に見ながら、さらに駅方向を目指します。それにしても幾つお寺を廻ったのか?既に賽銭の小銭も無く(笑)
そして最後に訪れたのが天寧寺。見事な枝垂桜です。


ここで1時半。既に空腹は限界に近く(笑)、足もガタガタ。
国道を渡って、海岸通へ。ガイドブックにも乗ってるラーメン屋を目指しますが、ここも長蛇の列。そのまま、フラフラ歩いていると列の無いそこそこ綺麗そうなラーメン屋を発見。「伝でん」というこの店に入ることにしました。これが結構当たりでした。シコシコの麺と醤油系のスープ。これが本当の尾道ラーメンなのかどうかは知りませんが、なかなか旨かった。
子供にラーメンをお土産に、後は見かけた和菓子屋さんでおまんじゅうなど購入して、帰路につきました。