Todoの独り言です。
最近はブログに書き込むことの方が多いのですが。。。。、

オーストラリア

22006/10/23

10月16日から21日までオーストラリアのメルボルンに行ってきました。
もちろん出張です。 到着したのが17日の朝6:00。それから相手先にタクシーで直行。その他の日も朝8:00から17:00は会議です。最終日の21日土曜日だけが15:30の出発まで半日(と言っても、ホテルのチェックアウト時間や空港での待ち時間を考えれば、実質11時まで)だけが観光時間という旅です。

私が泊まったのは街のど真ん中にあるホテル。回りはオフィス街や商店街です。特にファッション関係のお店が目立ちます。南半球ですから季節は春。軽いジャケット一枚でちょうど良い季節です。
その所為でしょうか、人びとの服装はファッショナブルでキチッとししています。男性は背広にネクタイ。女性もビジネススーツ姿が見かけられます。極端に派手な服装は少なく、いかにも観光客と言う人だけが崩れた服装をしています。それだけで、この街は”安全なのだなぁ”と安心できます。

もっとも妙なものも見ました。
夕方、時間があったのでそのあたりをフラフラ散歩。ホテルに帰ってくると前に中世風の馬車が停まっています。そしてその傍らには、同じく中世風の服装をした貴婦人と紳士が。
アレは一体なんだったんだろう。周りを行く人たちも振り向いていましたが。。。。

”オーストラリア料理が食べたい。”こちらに住んでいる人にも言うのですが”オーストラリア料理といわれても・・”と返されます。移民の国。特に自国料理と言うものは無いようで、レストランに入ると大抵はイタリア料理です。
街には中華街もありまして、中華料理も食べれます。中華だけはどの国に行っても安心なので、良いのですが。
その他に”寿司”がやたらと目立ちます。回転寿司のお店もやたらとあります。こちらでは”Sushi Train”と言うようです。言いえて妙かな。多くのファーストフードのお店にも寿司が並んでいます。空港にも、我々の出張先の会社の小さなカフェテリアにも。
結局、私は食べなかったのですが。。。

量は多いですね。アメリカ並。
最初にカフェテリアの食堂で食べたハンバーガーには驚かされました。肉の厚み5cm。どんなに口をあけても咥えきれない。。。。
金額的にはやや高めかな。量が多い分、重量あたりの単価で言えば日本並と言えるかも知れません。
味はどこもなかなかです。たまたま良いところばかり行った可能性もありますけど。出張先のカフェテリアでもそこそこのものが出てきます。

そうそう、さすがにイギリスの影響も受けてるなあと思ったこと。
どこに行っても、コーヒーより紅茶なんですね。アメリカでは、どこの事務所にもコーヒーメーカーが置いてあってそれを飲むのですが、こちらではティーバッグとお湯なんです。コーヒーも置いてあるのですがインスタント。ホテルもそうでした。

ホテルの前で。街は街路樹に囲まれ、縦横にこのようなトラムが走っています。 メルボルンはとても綺麗な街です。ほとんどの道路に街路樹が植えてあり、またトラムと呼ばれる路面電車が縦横に走っています。全体にヨーロッパを思わせる、落ち着いた雰囲気があります。ビルの中には中央が通り抜けになって居るところがあり、そこを抜けると狭いけど暖かな雰囲気の路地で、オープンのレストランが並んでたりします。所々、落書きのひどい所もありますが、それでも安全な雰囲気はあります。
道には数10m置きに大きなゴミ箱が設置してあって、しょっちゅうゴミ収集しているようです。

タバコは一箱1000円くらいするそうなのですが、それにしては街中でタバコを吸っている人が多いのです。街を歩いていると、店から店員らしい人が歩き出してきて、ゴミ箱の横でタバコに火をつけます。
私が泊まったホテルのそうでしたが、どうも建物の中は全面禁煙というのが一般的なようです。それで喫煙者は道路でタバコを吸う。ゴミ箱の上はちゃんと灰皿になっていますしね。ですから、実態以上に喫煙者の姿が目に付く訳です。

車窓から。街を出ると広々してます郊外のハイウエイ。何となくアメリカっぽい。 街を一歩出ると、そこは流石に広い国です。4車線くらいのハイウエイが沢山走っています。建物は店やホテルを含め、ずっと背が低くなり、2階建てくらい。そのあたりはアメリカ風の景色ですね。

気候

滞在僅か5日ですからね、気候なんておこがましいですが。
もちろん南半球ですから、今は春です。2日ほどは日中に小雨がぱらつく事がありましたが、全体には良い天気でした。
ただ、日によって寒暖差が激しかったですね。シャツ一枚でも暑い日もあれば、軽いジャケットを着ても寒い日もありました。海が近いので、あまり気温差は無かろうと思っていたのですが。。 それと、全般に風が強いような印象がありました。
面白かったのは通訳さん。こちらがついつい”今年の春に・・・”と言う発言をすると”March or April of this year・・・”なんて訳してくれるのです。そうですよね。

交通

何度も書いたように、トラムという路面電車が縦横に走っています。一駅200m位ですかね。切符はどこそこ行きというものではなく、2時間券、1日券といった時間制。ちなみに1日券で6ドル少々(約500円)です。ちなみに改札は無いのです。最初に乗るときに社内の機械に通すのですが、降りる時は勝手に降りちゃう。見ていると乗るときに機械に通さない人も沢山居ます。
そのあたりは大らかなようですが、どうも不正乗車を見つかったときには厳しい罰金があるようです。
高速道路も有料区間があるのですがゲートがありません。ETCに相当する装置(自動課金でしょうね)が車に付いているようですがゲートが無いので、その装置無しでも自由に出入りできます。しかしこちらも非常に厳しい罰金があるようです。便利にしておいて不正者には厳罰で臨むというのがオーストラリア風のようです。

道路には所々でロータリーを見かけます。日本には無い仕掛けですが、このあたりにもヨーロッパ的なものを感じます。
面白かったのは交差点での右折方法です(ちなみにオーストラリアは日本と同じ右ハンドルです)右折車は一旦左に寄ります。丁度信号待ちで停まっている右からの車の前に停まるのですね。そして信号が変わった瞬間に右折します。日本の交通量の多い交差点でのバイクの右折方法(2段階右折)と同じですが、最初は変な感じがしました。

観光(Diaryの転記です)

朝6時に起床。チェックアウトの11時まで、半日足らずの観光です。
とはいっても、朝早くに開いているのはマーケット位しか無いので、近くで南半球最大と言われるヴィクトリア・マーケットに向かいます。

まずは近くの駅に。ここでメルボルンの街中を縦横に走っているトラム(路面電車)のチケットを購入。チケットは全て、2時間券、一日券のような時間制になっています。

さてトラムに乗ってマーケットに。着いたのは7時頃ですが、既にかなりの人だかりです。 肉と魚、デリカッセンの類は建物の中。野菜の類は屋根だけの下で店開き。日本の魚市場のようなところを思い浮かべていただければ。両側に店が並んだ通路が1本100m。それはが20本ばかり存在します。流石に大きい。
肉類は800円/Kg位かな。魚は鯛のようなのやら、鮭やら、結構見慣れたようなものが多いようです。白魚も居たのは驚きましたが。
真っ赤なトマト、ピーマン、巨大なサツマイモ、ナッツ、マッシュルーム。なんでもありです。野菜は皆、量り売りです。客が袋に詰めて、店員が重さを計る。スーパーのパック詰を考えれば、非常に無駄が無いですね。

そういえば、市内でスーパーをほとんど見かけませんでしたが、こんなマーケットがあれば当然かも知れません(ちなみに毎日、朝6時から夕方まで開いています)
ところで、目当てにしていたお土産物ですが、こちらはなかなか開きません。服、靴、皮、宝石、いかにもといったお土産物。1軒が車2台分の駐車場くらいの店です。7時半ごろから所々で準備を始めたかなというレベル。8時半ごろになってようやく7割ぐらいが店開き。
面白そうなものをエイヤで数点購入しました。

次はコアラに会いにズーを目指します。
再度トラムに乗って、さらに北方向に。実は地図が無く住所から見て、多分ここだろうと思える場所で降りたのですが、どこにも無い。少し歩いて見ましたが、地図や看板などの手がかりも無く、仕方ないのでスゴスゴ後戻り。
(ちなみに後で調べたら、私が降りたところでトラムを乗り換えて数駅先だったようです。どうも現地のガイドブックは不親切です)

いわゆるシティと呼ばれる中心街に入る直前で、シティを周回する無料トラムに乗り換えて(しかし何で無料なんだろう)街の東を目指します。 Treasury Museumと言う名に惹かれて降りたのですが、その横の公園が素晴らしかった(結局Museumには行かず)
一面の芝生に大きな木が沢山植わっています。鳥たちがあちこちで鳴いています。天気も良く、あまりの清々しさにタバコを吸う事も忘れ歩き回ります。このまま一日でも寝転がって居れそうです。
市の中心から歩いて来れるところに、こんな公園があるのですから羨ましい。それどころか地図を見ると、もっと大きな公園もたくさん有るようです。流石に大きな国です。
芝生の中に大きな並木が・・・これも並木。鳥たちの声が清々しい日立の宣伝を思い起こす大きな木。三本並んだ左の木の右側(ほぼ写真中央)に人が歩いています
公園の端のほうには教会(St.Patricks Cathedral)があります。あまり期待せずに行ったのですが、ここも見事でした。
黒っぽい石で作られた大きな尖塔。中に入ると、その大きさが良くわかります。さほど古いものではないと思いますが、迫力があります。
こうした建物を見るとケン・フォレット大聖堂を思い起こします。
全体が黒い石で出来た大聖堂の外観内部中央。相当巨大です。内部。側廊。ステンドグラス。同じく。やっぱり携帯のカメラでは旨く映らないのかなぁ。
さてここで10時半。ホテルに帰って11時にはチェックアウト。そのままタクシーで空港へ。 15時30分の離陸には早すぎますが、ホテルでチェックアウト延長などの手続きも面倒なので。 幸いなことに12:30ごろからチェックインを始めてくれたので、早々に入ってラウンジで休憩。 その後シンガポールでの4時間の乗り継ぎは、例によってネットで遊んだりシャワーを浴びたり。 朝8時に福岡に到着。乗り継ぎが良く10時半には帰宅しました。