Todoの独り言です。
最近はブログに書き込むことの方が多いのですが。。。。、

半年たって

2017/10/11

定年退職という人生の一大転機から今日で半年が経過しました。
定年を前にして、継続して働くか退職するかでは当然悩みました。働こうと思えば5年間の延長制度もあり、その中で新たな挑戦をしようと思えば、本部長自らが「うちに来て仕事してくれ」というオファーをくれた部署もありました。自分の仕事に対するモチベーションや定年後の経済的問題など一つ一つ考えた上で最後に残った懸念が、退職したのち発生する有り余るであろう時間(=ヒマ)を上手くつぶせるかという事でした。一時は継続の方に傾いたこともあるのですが、「暇つぶしに会社に行くのも如何なものか」と考え、最後には退職を決めました。
同期で入社して以来ずっと仲良くしている9人の仲間がいますが、その中で60歳での退職を決めたのは私一人でした。

半年たって、なかなか上手く順応できたと思っています。
丁度お隣の新築で無様にさらされた我が家の壁を直すという大工事を手掛けたせいもあります。半日は作業し、残り半日は昼寝をしたり本を読んだりして体を休める。それで暇を持て余すという感覚は無く過ごせました。最初の3カ月、そうした生活リズムで暮らすことで、会社が無い生活に上手く馴染めたのだと思います。その後も庭や外構周りを色々と手を入れましたし、暑さで外仕事が大変な時期はHPの作り直しなど室内での作業をして過ごしました。
定年前、職場の人から「XXさんは趣味が多いから・・」と言われました。
HPの紹介にも書いたように「物を作っていれば幸せ」な人間なのですが、かと言ってDIYを趣味だとは思っていません。趣味というほど一つの事に深く入り込む性質ではないのです。ただ、どうやって(いかに安く)作るかを考え工夫することが大好きで、さらにそれを実際に手を動かして作ってみる事を(成功も失敗もしますが)楽しいと感じるのです。作る対象はDIYのようなものだったり、料理だったり、HPだったりするのです。
ただそれを趣味というかどうかは別にして、そうした楽しみを持たない人にとっては、有り余る時間は苦痛かもしれません。

熟年離婚の話があります。離婚とまでいかなくても奥さんが「主人が退職して毎日家にいるなんて」と言う話もよく聞きますが、我が家ではあまり問題では無いようです。
二人とも余り人付き合いをしない方なので片方が家を空けるという事は少なく、たまに外に出るときはたいてい一緒に行動します。ただし、家に居るときはバラバラです。私は私の好きな事をし、家内は家内で何やらやってます。食事や夕食後の時間を別にすれば、同じ部屋に居ることさえ少なく、そのあたりの距離感が良いのかもしれません。
その上、食事も半分くらいは私が作り、さらに庭の水やりも私の仕事に割り当てられたので(苦笑)、家内の家事負担は随分軽くなったはずです。
ひょっとしたら暇つぶしは私以上に家内の問題なのかもしれません(笑)。

さて、今後ですが。。。
退職直後は半日作業とは言え結構シャカリキになってやってました。でも最近は自由人の生活パターンに慣れてゆったりしたペースでやれるようになってきました。その中でまだまだ家の周りや室内でやりたい事/やらなきゃと思っている事は沢山あります。今回直したのと反対側の壁の再塗装、廊下の下の猫除け、ゴミ箱、屋根裏の物置の整理・・・。ざっと考えても1年分はあります。それらをのんびりこなして行くつもりです。
また、私の能力を買ってくれていて「半年くらいしたら暇で堪らんようになってるだろうから、仕事を斡旋してあげる」と言ってくれた人がいます。本当に来るのかどうかわかりませんが、面白そうなら、そして時間的に自由になるなら(在宅勤務など)考えてみるつもりです。但し、予想以上に自由人生活に順応してしまったので、本当にやりがいのある仕事ならということになります。
また、せっかく元気で動けるうちに退職したのですから、旅行なども行ってみたいと思います。まあ、問題は先立つものなので、頻繁と言う訳には行きませんが。。。