禁煙記
禁煙前
道楽者の悪癖を「飲む・打つ・買う」などと言いますが。。
わたくし、
- 酒は不要な体質です。夏場の暑い盛りに週1くらいでコップ一杯のビールがあれば。
外飲みは会社時代の友人達と年に1-2度。 - 賭け事は嫌いです。株や投資でさえ苦手で、稼ぐなら汗をかきたい方です。
- 残念ながら?)浮気の経験もありません。
さらに
- 物に執着が有りません。ブランド品などに興味がなく、文庫本を除けば収集癖も有りません。
- 家事はそこそこします。今回の入院でも家内が「一人暮らしはしんどい・」と言ってました。
- 家屋や庭、家電などの保守・修理など小まめにやるほうです。
そんな私の唯一の悪癖がタバコです。
大学に入ったころから吸い始めたので既に44年。狭心症になったあとは暫く禁煙していましたが復活してしまいました。退職前は1日一箱程度。会社を辞めてからは自粛して3日で一箱ペースでした。それが、今回の入院を機に禁煙。(だって喫煙所なんてないんだもの)
煙草の依存には肉体的依存(3日目がピークで1週間程度続く)と精神的依存(長期間続く)が有るそうです。
私の場合、体質的に肉体的依存度は低いのではないかと思います。
海外旅行などに行くと、まずは12時間を超える禁煙(飛行機の中)が待っている訳ですが、これがさほど辛くない。旅行中は喫煙所が有れば吸うくらいで、無ければそれで済んでしまう。前回の旅行では添乗員さんが私の喫煙癖に気づいたのが最終日(7日目)でした。
肉体的依存が低いので精神的にまぎれるものが有れば煙草が無くてもさほど苦にならないのです。
禁煙開始から1週間(鼻茸手術で入院中)
で、今回の入院を機に禁煙。
肉体的な離脱症状(ニコチン依存)は3日目がピーク。私は入院と同時に禁煙したので、このピークは手術の翌日にあたり、まだ1時間おきに真っ赤な唾を吐き出していた頃です。ま、タバコ吸いたいという状況じゃないですよね。
そして結局タバコを吸いたいという強い欲求は無いまま退院。この時点で肉体的な依存は抜け出していたようです。
ただ、病院の食堂に巨大な手作り禁煙ポスターが貼って有り、それを見ると「タバコ」に頭が行ってしまい、あれは逆効果でしたね。
禁煙後2週間
肉体依存は抜けたはずですが、その後も精神的依存が続くのがタバコの厄介な所。
例えば模型船造りが上手く行ってひと段落ついた瞬間や食事の後など、「さて一本」と思ってしまいます。そこで意識をそらしてしまえば、さほど長く執着する訳でもないのです。
この状態が2ヶ月くらい続くのかな~、人による差は大きいはずですが。
鼻茸手術前の麻酔科の説明で、何故か成人病カウンセラーの如き麻酔科のお医者さんから喫煙と太り過ぎの害を昏々と諭されました。その影響で、うちの家内はダイエットのための甘いもの制限を始めようとします。「禁煙と同時の甘いもの制限は勘弁してくれ」と抵抗中。
禁煙後1か月
禁煙継続中。
未だに頭に「お、タバコ!」と浮かぶ瞬間も有ります。
でも退院と同時に手元にあったタバコは全部処分しました。手元になければ吸えないわけで。
時折でてくる「一本お化け」をガムやらタブレットでそらしてます。
禁煙後2か月
禁煙継続中。
頻度は減りましたが未だに1日に2-3回「タバコ」と思う瞬間は有ります。ただ一瞬の事で、気をそらせばすぐに消えます。
倉庫に捨て漏らしたタバコが一箱残っているのを発見。我慢できるか?ちょっと自虐的にそのままにしておく。
禁煙後3か月
禁煙継続中。
さらに頻度は減り、一本お化けが出て来るのは1日に1回くらいかな。でも完全に消えた訳じゃないようです。
未だ倉庫には未開封のタバコが一箱(笑)
一応禁煙は峠を越したと思うので、今度は甘いもの制限ですかね。