建物表題変更登記の自力申請>所有権証明
所有権証明情報
通常なら設計事務所や工事施工会社から建築主(所有者)が受け取る「建築確認済証」「検査済証」「工事完了引渡証明書」の3点を所有権証明情報として添付する様です(原本を法務局に渡し、審査終了後に返却して貰う)。しかし、そんなものは一切ありません。家内も私もその手の書類はちゃんと保存しておく性質なので、恐らく(昔ながらの大工さんなので)発行してくれなかったのだと思います。既に四半世紀。大工さんも設計者もお亡くなりです。
色々調べているとそういう場合は「固定資産税台帳登録事項証明書」と「上申書」の組み合わせでもOKと書かれており、その方向で法務局に相談し、了承頂きました。

固定資産税台帳登録事項証明書
納税者本人なので、本人確認証(マイナンバーカード等)を提示すれば市役所の課税課で発行してくれます。
A4一枚、1件300円程。
上申書のフォーマット
右がネットから入手した上申書のフォーマットです。(クリックすると拡大します)
何だかな~「お上にはご迷惑をおかけしませんので御許しを~~」って感じの文章です。
本当にこんなもので良いのかと、これをそのまま法務局で見せたら、これでOKと。
申請書から削除した、母屋を減築して水回りを増築した経緯など、書きたければこちらに書くようにというアドバイスを受けました。
提出した上申書
下が提出した上申書です。赤枠部分が、何とか市役所の固定資産税台帳とのつながりを残そうと追記した部分です。もっともこの書面が市役所にそのまま流れる事は無いのでしょうけど。それ以外は淡々と埋めて行けば完成です。
上申書へは実印を押印します(捨て印含め2カ所)。印鑑証明書の添付も必要です。
以下、提出した上申書の主要部分のみ表示します。

各階平面図に所に詳しく書きましたが、提出した図面の実際の建物形状にギャップがあったため、実測値ベースの図面も作成しました。その際、実測値ベースの床面積に書き換え、さらに赤枠部も消した上申書もバックアップで作成しておきました。
最終的にはそのバックアップ版に差し替えることになりました。