Version7.2変更内容
狙い
version7全体の狙いは1)クロスブラウザ対応、2)HTML5/CSS3対応、3)脱MS-Accessでした。
このうち1)2)は完了。残りの3)脱MS-Accessについても、かなりの部分はVer7.1で出来ていました。
とは言え、以下のような問題があり、どうせ脱MS-Accessするならそこも改善しようというのが今回の狙いです。
- 著者名枠が一つしかないので、共著は一枠の中に"/"つなぎで名前を列記している。
- 同じくレビュー枠が一つしかないので、再読時は前のレビュー情報を「感想」枠の中に転記している
データモデル
システム的に言えばデータモデルの変更です。
データモデルはシステムを組む上の基礎情報なので、これまで組んだシステムにそこそこ影響が出ました(最初に予想したほどでは無かったのですが)。
下にデータモデルを示します。
今まで(左側)はモデルとも言えないフラットな構造でした。今回は、これをBook、著者情報、レビュー情報の3つに分け、bookに対して著者/レビュー情報を複数持てるようにしました(線上の1:nがそれを示します)。
その他に
- 意味なし連番だったIDをISBN(国際標準図書番号)に変更する
- 分類という項目を追加。ここには蔵書・電子図書・図書館本といった所有形式を記入します。
これで脱MS-Access完了です。全体のシステム構造は以下の様になりました。
右端にあったMS-Accessで行っていた機能を代替するため、ソート用・国内外の作家名抽出用のxslファイルを追加しました。
HP上では今のところ、a)作家/評価/タイトル順と、b)読了日順の2つのソート方法を切り替えています。処理時間を少しでも短縮するため、サーバーにアップする前にa)のソートを掛けて置き、必要な時だけオンライン上でb)にソートし直すようにしました。
また、年次の振り返りなどの分析はExcelで出来ます。Excelそのものが2007から基盤にXML形式を使っているので、XMLファイルを読み込むのは得意なのです。
その他の変更
書評データ
実はシステムの変更は予想より簡単に出来たのですが、データ移行が色々面倒でした。移行用のxslファイルを使って基本のデータ移行はできたのですが、そこからのコツコツ手作業。Cut&PASTEしまくりでした。しかも、結構始めからのインプットミスなども見つかって。。
折角ISBNを取り込んだので、amazonあたりにリンクを張ってやろうと思ったのですが。。。。
amazonのキーは古い10桁ISBNなのです。入力した13桁ISBNを10桁に書き替えるのは、1時間もあればできると思いますが、古い方式に変換してまでamazonに義理立てする必要はないかと、13桁でリンクの張れる紀伊国屋書店さんに繋ぐことにしました。
その他
最初はちゃんと考えていたはずなのですが、いつの間にやら表題の体系(HTML上ではhタグの体系)がグチャグチャになってしまっていたので、今回を機にh1=ページタイトル、h2=章タイトルのように見直しました。