中島京子
作成日不明
解説
ご両親が二人ともフランス文学の大学教授という事の影響なのか、二次創作(パスティーシュ)が多くあります。
・彼女に関する十二章:伊藤整「女性に関する十二章」
・FUTON:田山花袋「布団」
・イトウの恋:イザベラ バード「日本奥地紀行」
・女中譚(中編集):林芙美子「女中の手紙」、吉屋信子「たまの話」、永井荷風の「女中のはなし」
・未読ですが、題名そのものが示す「パスティス」
とは言え、そればかりで無く児童書(ハブテトル ハブテトラン)から歴史小説(かたづの!)っぽいものまで幅広い作品群です。
ただ、共通的に「可笑しみ」を感じさせる作品が多いのです。
場面場面で発生する爆発的な可笑しさというより、全体から醸し出されるにじみ出るような可笑しさです。
どこかちょっと視点がズレて居るような。。。
略歴
年 | 記 述 |
---|---|
1964 | 東京都に生まれる。両親は共にフランス文学者で大学教授の中島昭和、中島公子。 |
1986 | 東京女子大学文理学部史学科卒業 |
早稲田国際日本語学校職員 | |
出版社勤務。女性誌の編集に長く携わった後に退社する | |
1996 | インターンシップ・プログラムスで渡米 |
1997 | 帰国、フリーライターとなる |
2003 | 『FUTON』で小説家デビュー |
受賞歴
作品 | 賞 | 年 |
---|---|---|
小さいおうち | 直木三十五賞 | 2010 |
妻が椎茸だったころ | 泉鏡花文学賞 | 2014 |
かたづの! | 河合隼雄物語賞 歴史時代作家クラブ作品賞 柴田錬三郎賞 |
2015 |
長いお別れ | 中央公論文芸賞 日本医療小説大賞 |
2015 |
▽▽読了作品(2002以降の読了本は書評付き)▽▽