乙川優三郎
作成日不明
解説
私は勝手に藤沢周平さんの遺沢を継ぐ人と位置づけていました。
平易だけれど端正な文体で、比較的に重く、暗い話が語られることが多いと思います。これは藤沢さんの初期のイメージに近いように思えます。
しかし、乙川さん本人は「山本周五郎の影響を受けた」とおっしゃているようです。
非常に平均点の高い作家さんです。唯一の欠点は寡作であることです。
略歴
年 | 記 述 |
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1953 | 東京都生まれ。生後すぐに千葉県に移る。 |
千葉県立国府台高等学校卒。 | |
ホテル・観光業の専門学校卒業後、国内外のホテルに勤務 | |
1996 | 『藪燕』で第76回オール読物新人賞 |
1997 | 『霧の橋』で第7回時代小説大賞 |
2001 | 『五年の梅』で第14回山本周五郎賞 |
2002 | 『生きる』で第127回直木賞 |
2004 | 『武家用心集』で第10回中山義秀文学賞 |
▽▽読了作品(2002以降の読了本は書評付き)▽▽