沢木 耕太郎
作成日不明
解説
ノンフィクションはほとんど読まない私が、新刊書が出るたびに手を出してしまうノンフィクション作家です。
沢木耕太郎といえば、まず浮かぶのは「私ノンフィクション」という言葉です。
特に若いころは、自らが赴く事によって題材を発生させ、それを描くという当時アメリカのニュージャーナリズムで使われた「私ノンフィクション」の作品を得意にしていました。
若い頃からずっと読み続けてきた作家さんですが、圧巻の『深夜特急』を終えてしばらくは、何か方向性を見失い、色々模索していた様でした。しかし、最近また復活して来たようです。
なぜか、私はこの人の文章に弱いのです。
そんなに特徴ある文章とも思えないのですが、この人の本を読み始めると、スッと引き込まれ、周りが見えなくなる傾向があるのです。このあたりは、相性としか言いようがないですが。
略歴
年 | 記 述 |
---|---|
1947 | 東京都大田区に生まれる |
東京都立南高等学校横浜国立大学経済学部卒業 | |
横浜国立大学経済学部卒業 | |
大学卒業後は富士銀行(当時)に入行するも、初出社の日に退社した。 | |
1970 | 『防人のブルース』でルポライターとしてデビュー |
1979 | 『テロルの決算』が第10回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。 |
1982 | 『一瞬の夏』で第1回新田次郎文学賞を受賞 |
1985 | 『バーボン・ストリート』で第1回講談社エッセイ賞を受賞 |
2003 | これまでの作家活動で第51回菊池寛賞を受賞 |
▽▽読了作品(2002以降の読了本は書評付き)▽▽