2001年から書き始めたトドの書評データベースです。
2019年7月に2000冊を越え、今も年100冊程度追加しています。
(書評が無いのは2000年以前の読了本です)


沢木 耕太郎

作成日不明

解説

ノンフィクションはほとんど読まない私が、新刊書が出るたびに手を出してしまうノンフィクション作家です。

沢木耕太郎といえば、まず浮かぶのは「私ノンフィクション」という言葉です。
特に若いころは、自らが赴く事によって題材を発生させ、それを描くという当時アメリカのニュージャーナリズムで使われた「私ノンフィクション」の作品を得意にしていました。

若い頃からずっと読み続けてきた作家さんですが、圧巻の『深夜特急』を終えてしばらくは、何か方向性を見失い、色々模索していた様でした。しかし、最近また復活して来たようです。

なぜか、私はこの人の文章に弱いのです。
そんなに特徴ある文章とも思えないのですが、この人の本を読み始めると、スッと引き込まれ、周りが見えなくなる傾向があるのです。このあたりは、相性としか言いようがないですが。

略歴

記   述
1947 東京都大田区に生まれる
東京都立南高等学校横浜国立大学経済学部卒業
横浜国立大学経済学部卒業
大学卒業後は富士銀行(当時)に入行するも、初出社の日に退社した。
1970 『防人のブルース』でルポライターとしてデビュー
1979 『テロルの決算』が第10回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
1982 『一瞬の夏』で第1回新田次郎文学賞を受賞
1985 『バーボン・ストリート』で第1回講談社エッセイ賞を受賞
2003 これまでの作家活動で第51回菊池寛賞を受賞

▽▽読了作品(2002以降の読了本は書評付き)▽▽