男4人兄弟の末っ子に生まれ、母の手伝いをさせられる中で料理に親しみ、 中高生時代の登山部で腕を磨き、何故か中学生の頃からケーキ作りにいそしみ、 筋金入りの料理好きです。

ビファナ

つゆだくのサンドイッチです

ビファナ(bifana)はポルトガルのファーストフードです。
ポルトガルのパン・パポセッコに、パプリカ風味のトマトソースで煮込んだ豚肉を挟んだサンドイッチで、煮汁がパンに染み込み、つゆだくの食感が魅力です。肩ひじ張らずに食べられるもので「ポルトガルの牛丼」といった存在です。

使用するポルトガルの伝統的なペースト調味料のマッサ・デ・ピメントは、塩と赤パプリカを発酵・熟成して作られます。
日本のスーパーなどで見かける事はほとんどありませんが、讃陽食品工業製の物(一瓶170g)をAMAZON等で購入できます。賞味期限が長く、またパプリカパウダーを大量に使うチェコ・ハンガリー料理(トルトットパプリカなど)に代用として使えるので、わが家では常備しています。


材料(2人前)

豚肉のマリネ
品名 分量
豚ロース薄切り 200g
おろしにんにく 小さじ 1
マッサ・デ・ピメント 大さじ 2
一つまみ
ソース
品名 分量
玉ねぎ(薄切り) 半個
オリーブオイル 大さじ 1
トマト缶(カット) 1缶
ビール(または白ワイン) 大さじ 2
塩・コショウ 適量



作り方

    豚肉のマリネ

  1. 袋に上記材料を入れで揉みこみ、1時間から一晩寝かせます
  2. ソース

  3. 薄切りの玉ねぎをオリーブオイルでよく炒めます
  4. トマト缶、ビールを加えてグツグツ煮ます
  5. マリネした豚肉を加え、火が通るまで煮ます
  6. 塩・コショウで味を調えます(マッサ・デ・ピメントは塩味が濃いので注意)
  7. サンド

  8. パポセッコに横から3/4くらいまで包丁を入れ、切り口にソースをまとわせた豚肉を挟み込ませて完成です

以前ポルトガルを旅行したのに、その時はビファナの存在を知らず、食べていません。ですから、このレシピが「本場の味」か判りません。もっともポルトガルの国民食と言われるだけあって、店によって色んなレシピが有り、例えば少し厚切りの豚肉を一枚挟むものなどもあるようですから、そもそも何が「本場」か判らないようですが。