会社に子供を
米国出張中の木曜日、会社の中を子供がうろうろしています。
米国全てかどうかは知りませんが、ミシガン州には会社に子供を連れてくる日というのがあるそうです。その日は学校を休んでもOKで(あとでレポートは出すそうですが)、親に連れられて子供が会社を訪問します。木曜日がその日に当たっていたのです。
そのためのイベントを組むこともあるそうですが、多くの場合、親は普段どおりの仕事をするのだそうです。そして子供達は会社の中を親と一緒に行動します。机に並んで座り、親のやってる仕事を見、親と一緒に会議にも出席するんだそうです。もちろんある程度の制限はあるのでしょうけど。私の出席した会議には誰も出ていなかったのは残念でした。
その日は昼食会ということで、米人達と日本食レストランに行きました。その時はメンバーの子供の一人、10歳くらいの女の子のエイミーが一緒にきて、親たちに混じって平気な顔で一緒に食事をしました。
でもって、言葉の不自由な日本人(こちらに何年か住んでいても、子供には言葉が通じないことが多い)は、子供のご機嫌取りに折り紙作りです。鶴を折ってあげたら随分と気に入ってもらえたようです。大人たちも気に入ったようで、他のも折ってくれと言われましたが、何せこちらも40過ぎのオジサンです。折り紙などと言うものはすっかり忘れて、レパートリーが少ない。風船と箱を追加したところで終わりです。騙し舟など持たせたら、面白かったのでしょうけど。
米国にはもちろん折り紙と言う風習も無く、教えてもほとんど折れないそうです。手先がブキッチョなんだからと言うのが、こちらの駐在員の言い分。今度行く時までには、もう少しレパートリーを増やそうかと思っています。
閑話休題。
この制度、なかなか面白い制度だと思います。普段は家でゴロゴロしている父親や母親が会社でどんな事をしているのか。社会での顔は違うものです。そうした事を学ぶのも良い経験になると思います。
日本でも取り入れてもいいのではと思った次第です。