Todoの独り言です。
最近はブログに書き込むことの方が多いのですが。。。。、

ヨーロッパ旅行(5)

2009/05

4月29日


今日はプラハの市内観光です。

いつものように朝の散歩に出ますが、今日のホテルは郊外の為、とくに見物もなく。。

まずはプラハ城です。
ホテルとの位置関係の問題から、街の反対側から入城です。
目の前に城内にある巨大な聖ヴィート大聖堂がそそり立ちます。

この旅行中、ずっと良い天気に恵まれましたが、今日は曇天。風も強く、やや肌寒さを感じます。


プラハ城はギネスブックによると、世界で最も古くて大きい城だそうですが、現在もチェコ共和国の大統領府として使われています。このため城門には衛兵が立っています。もっとも観光客は衛兵の横を平気で通り抜けているので、実際の警備という意味ではほとんど意味をなしていないようですが。
(お城の建物の中には入れません)

←交代衛兵の登場です。


さてまずは聖ヴィート大聖堂の見学です。

正面から。そそり立つ塔とバラ窓
内部全体。大きいです。意外と明るい。
ステンドグラス。右端が有名なミュシャのもの
精緻な装飾
床に作られた聖者のお墓
皆で踏んづけて行きます(いいのかなぁ)
こちらも有名な聖者のお墓(名前を忘れた)
中から見たバラ窓
空中にアーチを架けた飛梁(フライング・バットレス)

次は同じくプラハ城内のイジー教会、黄金小路。
イジー教会は撮影禁止なので写真はありませんが、いかにも古そうな建物(1142年)です。内部はシンプルですがなかなか趣がありました。
かつて錬金術師たちが住んでいたという黄金小路は、何だかミニチュアの建物のようです。そのほとんどがおみやげ物屋になっており、ここで短い自由時間。フラフラと入った一軒はチェコの名物・マリオネットの店で「入ったとたん目が合った」と家内が悪魔の人形を購入。もう一軒は、かつてカフカが住んでたことがあるという家は本屋になっていて、ここでは絵本を購入しました。

聖ヴィート大聖堂に比べれば遥かに小さなイジー教会。
ミニチュアのような黄金小路

次はプラハ城を出てカレル橋へ向かいます。

プラハ城の近くから見たカレル橋とプラハの旧市街。「百塔の街」という呼び名が良く判ります。

観光客の行きかうカレル橋の上
カレル橋からプラハ城と聖ヴィート大聖堂

次は街の中心部に当たる旧市街広場に向かいます。
今までの街とはちょっと違い、何だか「魔女の宅急便」に出てきた街のような雰囲気が有ります。

狭い道、曲がった道、道路をまたぐ建物・・・どうも私はこうした街が好きなのです

時計塔
大きなティーン教会

市街広場です。
左は街のシンボルと言うべき時計塔です。
実はここ、持って行く服装を決めるのに、旅行前にライブカメラ(これ)で見た場所です。カメラはあそこかな~なんてビルの上を見ていました。
周りには教会など色々あり、なかなか雰囲気のある広場です。


次はツアーの一環で近くのおみやげ物やさんに。チェコのお土産といえば、さっき買ったマリオネットのほかにボヘミアングラス、そしてガーネットです。このガーネットで家内の目が据わりましたよ(笑)。
義母、姉、娘、自分の分と次々に。。。
まあ、先立つものが無いので、高価なものは買えませんが、完全に舞い上がった感じでした(爆)
実質最終日ですから良いのですが。


さらに歩いて市民会館に。プラハにおけるアール・ヌーヴォー建築の代表的傑作だそうですが、見物するまもなく、そのまま地下のレストランに。ここで食事です。

市民会館手前の火薬塔
なかなか雰囲気が良かった市民会館地下のレストラン

さて、ここから自由行動です。
まずは、例によって最寄の地下鉄駅で24時間券を購入して、一旦ホテルに帰ります。お土産を部屋に置いて、すぐに市内に引き返し、向かうのはミュシャ美術館です。
今回のツアーには新婚さんが居ました。私達夫婦も「始めての海外旅行に何で中欧なの?」と不思議がられましたが、そのでんで行けばもっと不思議です。理由を聞くと、奥さんが「何年も前からミュシャのxxxxを見たくてこのツアーに参加した」との事。
もともとミュシャには余り興味はなかったのですが、この話を聞いて行く気になりました。
小さいけれど、割と見応えが有りました。 もっとも、そこで出会った例の新婚夫婦は「見たかった絵が無い」と困っていましたが。
(翌日聞いたら、別の美術館で見つけたそうでした。しかも柵もなくごく近くまで寄れ、写真もOKだったとかでご機嫌でした。ヨカッタ。)

ミュシャ美術館のチケット
聖ミクラーシュ教会。
入り口で音楽会のチケットを売ってます

プラハは他に特にといった建物や名所があるわけではなく、むしろ街並み全体が見ものです。ですから、その後はフラフラと街を散歩です。色んな道を歩いてみますが、小さな街なので何度も市街広場に帰ってしまいます。
ふと気付くと、市街広場に接する教会(聖ミクラーシュ教会)でパイプオルガンとトランペットによるクラシック音楽のチケットを売っているので、これを聞くことにしました。
(実は、はじめはマリオネットを観劇するつもりだったのですが、開始時間が遅いので断念しました。
これがなかなかでした。特にトランペット。こんなに凄い音色が出るんだと感動です。

天井のフレスコ画と、ボヘミアングラスのシャンデリア
パイプオルガンとトランペット奏者(手ブレですが)

さて夕食です。
プラハはビールが有名ですので、ビヤホールに行って見ることに。ついにこの頃から雨が降り始めました。
行ったのはウ・ヴェイヴォドゥー(U vejvodu)と言うお店。入るとすぐにカウンターがあって、そこに二人腰掛けてビールです。黒ビールがね、まろやかで美味しい。
しかし料理は・・・・。まだ早いせいか他に食べてる人は見当たらないし、メニューも良く判らない(笑)。他のテーブルを見ると大きなプレツェルがあって、無料のようにも見えるけど、手を出すのは気が引ける。
と言うわけで、ビールを一杯飲んで退散。でも家内も私も「プラハのビヤホールのカウンターで二人でビールを飲んだ」と言うだけでご満悦です。


私の土産を買ってないことに気付いた家内が(←ウソです)何か買おうと再び市街広場に。
そしたら丁度良い時間(7時)で市街広場のカラクリ時計が動き始めました。見入る観光客。そして終わると皆、何ともいえない笑いです。古いカラクリ細工なので動きがいたって地味なんです。単に窓の内側で人形が廻っているだけ。でも、みんな不満と言うわけではなくて、予想通りの肩透かしに満足したといった雰囲気の、何となく良い笑いでした。
ここでスタロムニェストカーという市街広場に面するレストランに入って本格的な夕食。
店員が感じよくて、日本語のメニューもあって、料理も美味しかったです。ちなみに私はスモークポーク、家内はローストダック。付け合せのクネドリーキ(蒸しパンのような団子のような)が不思議な食感でした。

窓から僅かに顔を出すカラクリ人形。
そのあまりに地味な動きにみんな何ともいえない苦笑です。
夕食を食べたレストラン・スタロムニェストカー
日本語メニューあり!(笑)

予定では、もう真っ暗なはずだったのですが、何だか暮れ切りません。でも他にやることもなくモルダウ川に向かいます。ユックリ暮れるのを待ちながら川沿いを散歩しました。

夕闇のプラハ城とカレル橋
カレル橋のたもと。魔女の宅急便の世界
このツアーの最後を飾る夜景です

六日目終了


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